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シロクマSS① 

†絶望の再開†

「てんちょー、そろそろ桜が咲く季節になったよ!」
「この冬が終わる頃には別れて2年になる……かな」
「でも私……ここでまだてんちょーに会えるんじゃないかなって思うんだ」
「もう一度だけで良い、また貴方の顔に会いたい……」
「今度こそは……好きだって伝えたい…」

つぼみが付きはじめた桜の樹の下で、私は見上げている
私……望月宝はここで待っている

彼が居なくなってから私は随分成長した
背も大きくなり、友人関係に悩まなくなり、あややの居るバイト先で働き、彼の居た進路指導部に入った
中学時代の私からは想像出来ないほど成長したと思える

けれど、私は今日まで彼に会ってない

二年前のゴーストパレードの日、忽然と目の前から消え去った
何故消え去ったのか、私には知る由もない

桜の樹の変貌をもうすぐ二度見ることになる
そしてまた受験生で勉学を勤しむことになるだろう

この白崎学園を卒業するまでには……私も彼に`恋´をしたい
告白されたこともあったけど、すぐに断った
告白した男子に不があった訳ではない、むしろ胸を張れるような素敵な人だったのだろうと思う
けれど、私は彼しか好きになれなかった
私の支えは彼しかいない……そう思うと他人に恋をするのはどこか心に突っ掛かると思う
恋をしてもその男の子に悪いように思えたから、気持ちに応えなかった

「私ってダメだね……」

誰に対してではなく自分を言い聞かせるかのように小さくぼやく
良く言えば一途、悪く言えば諦め悪いのだろう

「でも、てんちょーに会ったら、やりたいこといっぱいあるんだ」
「いっぱいお話したり……手を繋いだり……デートしたり……キスしたり……そ、それから……」
「え、えっちなことしたり……」

自分で言うのも恥ずかしくて顔を伏せた
周りの友人たちも初体験を過ぎてる人がちらほら出てきてる
私も一時期そのような漫画を見たり妄想したりはあったが、最近恋に鈍くなったのかもしれない
けれど初めてはてんちょーにしたい、そんな些細なことも想っている

「またゴーストランド行ったりしたいなっ」

てんちょーは無計画な感じだから計画を立てやすい
しかしその計画は果たして実行出来るのだろうか

「あっ、もうこんな時間か……」

今日は放課後から真っすぐこの桜の木の下に行き、夕暮れまで語ってた
勉強や進路相談のこともあるから今日は立ち去ろう
最近は桜の樹に行く回数がめっきり減ってしまった
だがこの季節になれば逢えるのではないかと思い、学校帰りに寄るようになった

「今日は帰るけど、また明日もここに来るから待っててね!」

ばいばいっと手を振り桜の木に背を向ける
ここから離れるのはとても辛いけど、明日には会えるって思うと明日が待ち遠しい
だから今日も笑顔で手を振ることができた

名残惜しくも桜の木から立ち去ろうとしたその時――――

「…………シロクマ……」

衝撃が身体を駆け巡る
今、はっきりと私を呼ぶ‘声’が聴こえた

「て……てんちょー……?」

呼んだ声は間違いなく逢いたかった彼のだろう
けれど私は振り向かず後ろに声をかけた
もし声がてんちょーのものなら今すぐに駆けて胸に飛び込むだろう
けれどそれが幻だったら?
怖い……けれどもう二度とないかもしれない
心の中で葛藤を繰り返していた

「その名前……久しぶりに聞いたな」

「本当に……そこにいるの……?」

「ああ、ここにいるさ」

「本当に本当に……てんちょーなの?」

「馬鹿か、俺が幽霊だとでも思ってるのか?」

「だ、だって!……二年前の春から今まで……ずっと……会えなかった……か……ら……」

目から涙が零れ落ちる
大好きな人に泣いてる姿は見られたくない

「ずっと……ずっと……待ってたんだ……よ……ぇぐ……うぅ……」

嗚咽が伝えたい言葉を遮る
これだとまた泣き虫だって思われてしまう
目を擦っても絶え間無く涙は頬を伝う

「ごめんな、シロクマ。 もう離れないから」

そう言われ、背後からゆっくり頭を撫でられた
優しくて、柔らかくて、何処か懐かしい気持ちになれた

「てんちょー……」

「こっち向いてくれ、シロクマ」

勇気を持って振り向いた時――――

「あっ……ん」

一瞬の……僅かなキスをされた
けれどそれは、確かなキスだった

「ただいま、シロクマ」

私の眼には笑顔の彼が映っていた

「て……てんちょー!!」

直後に腕を後ろに回して胸に飛び込む
この瞬間をずっと……ずっと待ち侘びていた
やっと夢が叶った

「うあああ!…うぅ……ひっ……く……ぁあ……あああ…!」

「それ以上泣かないでくれ……せっかくの美人な顔が台なしだ」

「だって……だって……――――んんっ!」

言葉を紡ぐ前に二度目のキスで強引に口を塞がれた。
私の唇とてんちょーの唇が重なり、深く舌が絡みつく。

「ん……ちゅる……んん!れろ……ひぇんちょー…じゅるる!」
「んぁ……ぁむ!……はん……ちゅる……ぴちゃ……んく!」
「れりゅ……じゅる……ん……ふぁ……ぁん……!」

いやらしい音を発てながら求めている
積極的に舌を絡み、口の中が私とてんちょーの唾液でどろどろになる

「ん……あ……っ」

唇が離れ、舌から唾液が糸を引いた

「……泣き止んだか?」

「強引にキスしてびっくりしたよ……」

「ごめんな、怒ってるか?」

「でも、それ以上にすごく嬉しかった……」

てんちょーに会えて、キスもされた
今が1番幸せの時かもしれない
安心しきって今にも倒れそうなほどだ

「ごめんな、シロクマ」

「いいよ……こうしててんちょーに逢えたから……私は……」


バヅッ!


「……えっ……?」

言葉が途絶えて鈍い光る音が発した
私の腹部にはスタンガンのような物が存在していた
理解した瞬間、身体の機能が全て停止したかのように崩れる

「う……そ……」

「ごめ……ロクマ……これしか……俺は……復讐……ない……」

脳がてんちょーの言葉を認識出来ない
私の頭には疑問符しか浮かばない
眼からてんちょーが消えてく……

行かないで……まだ想いも伝えてないよ……

私の意識はここで途絶えてしまった……
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Posted on 2012/09/23 Sun. 07:33 [edit]

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忘れかけたあれを投下しようかな・・・ 

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御○さん「SSないよ」
主「!?

どうも、健忘症なのではないかと自分で思っちゃうほど忘れっぽい主ですー
てことで以前少しだけ予告したSSをうpしようかと思います

内容は

調教

みたいです☆彡(謎)

たぶんこのブログ見てるリア友らは分からないのではないか・・・ということで簡単に紹介

SAGA PLANETSよりゲーム「はつゆきさくら」を基盤とするSSです
その中のメインヒロインのキャラ「シロクマ」(本名;望月 宝)に焦点を当てます↓

はつゆき16371236731


主人公の初雪らの住む内田川邊は合併に当たって様々な政治的経済的な利権闘争が行われ、抗争に巻き込まれていた
シロクマはその市長の孫娘である
初雪のバイト先に自分は孫娘であることを偽り、受験目的のために合宿という名目でやってくる
初雪やバイト先のウェイターの「小坂井 綾」に支えられ、受験の日に向かう
しかし前期試験で失敗してしまう
初雪らの励ましがあり、諦めなかった結果、見事後期試験で合格する

だが、それとともに初雪はシロクマの前から姿を消す
実は初雪は内田川邊の合併の怨恨の代表としてテロ行為を行おうとしたが、これに失敗して失踪した
失踪後、シロクマは初雪の情報を探るも全く入手できない

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そして二年の時を経てシロクマの前に初雪が現れる
奇跡の出逢いに喜びは隠せない

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しかし初雪の目的は二年前の復讐だった
初雪はシロクマを利用してホテルに市長を呼び寄せ、復讐を行おうとする
だがシロクマの初雪への想いであと一歩の所で改心する
そしてホテルが燃え盛り、シロクマを逃がし初雪は中で燃え散る

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その後まもなくシロクマはロシアへの留学を決意し、内田川邊を去っていく
愛しかった恋人を忘れず、これからの未来へと前に進んでいく

14638363789imagesCASKXK0J.jpg


・・・・・・って感じです
紹介下手くそですみません(´Д`;)ヾ 

というこの子を調教するわけですw
流れは再開前から“オリジナル”として書きます
本編とは全く違いますし、関係ないと思ってください~

あと、普通にR18っぽいです、はい(
見る方はカテゴリ;twitterからお願いしますー

一応今日は紹介ということで、また次の日あたりにうpします~

Posted on 2012/09/22 Sat. 16:00 [edit]

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